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石間秀耶写真集「ONOMICHI」

残り2点

3,500円

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写真家・石間秀耶による初の写真集。映画『逆光』(監督:須藤蓮 脚本:渡辺あや)の撮影現場に密着する傍ら、広島県尾道市の街中を撮影。脚本をもとに、登場人物4人の視点に加え、彼らを観察する第三者の視点から「映画」という非現実世界の撮影が進む傍で、存在したかもしれない“現実”の断片的記憶が立ち上がる瞬間を切り取り、構成。撮ることで、過去を現実化する映画に対し、撮った瞬間現実が過去になる写真の特性を生かし、映画を構造化する試みとして制作された。 ーー瀬戸内海から昇る朝日と山際に沈む夕日、燦々たる陽光、生ぬるい風がこの町をぬけてゆく。 (中略)私の生まれた年から数えると、約四半世紀前。1970年代の尾道には、どんな風が、時間が、流れていたのだろう。 撮影期間、街を背に海を挟んだ、その先にある向島に赴いた。工場が立ち並ぶ景色のなか、風変わりな駄菓子屋がぽつんと一軒。菓子パンを買い、店から覗く尾道の町並みは、窓枠というフレームの中で小さくこじんまりとしたものに感じられた。齢を重ねた店主の目に映るのは、山沿いに並ぶ寺々、変わらない建物、今はなき港、広島の原爆。話を聞きながら、 窓一つ介して、店主の劇的な残像の記憶を想像する。はるか遠く一点を見つめる店主の横顔には今とも過去を行き来する、緩やかな時間が流れていた。 (巻末より抜粋) hardcover 96 pages 148 x 210 mm color, black and white 初版300部 Published in July, 2021 写真 石間秀耶 編集 西山萌 装丁 森洋介 Published by (MEME)PUBLlSING Printed by HAKKOU BIJYUTSU Co., Ltd.

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