{{detailCtrl.mainImageIndex + 1}}/1

北原白秋「徇情小曲集 思ひ出」

3,000円

送料についてはこちら

カステラの縁の渋さなよな 褐色の渋さよな 粉のこぼれが手について、手についてね、 ほろほろとほろほろと、たよりない眼が泣かるる。 ほんに、何とせう、 赤い夕日に、うしろ向いて ひとり植えた石竹 ―「カステラ」より 北原白秋 「徇情小曲集 思ひ出」ARS社 昭和21年8月発行 P348 シミ・ヤケ・若干ヨレ有・年代としては相応の汚れはありますが、モンシロチョウの白さのような儚さがあります。むしろ美しさとして捉えてもいいのではないかと考えます。読むには充分答えてくれます。

セール中のアイテム